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名古屋市の会計事務所経営語録 
  経営プチヒント    <日本一の経営コンサルタント「友江照幸」の経営覚書ノートより抜粋しました


                     「儲け方を研究せよ」


 企業の目的は、単刀直入に言うと儲けるということだ。一年間頑張って、いくら儲けたかということのために、365日を苦労と努力で重ねているのだ。

 これほど努力しても、儲けている企業が半分、損をしている企業が半分あるのだから、儲けるということがいかにむずかしいことかということがわかる。

 一時テレビのCMに、”あなたつくる人、わたし食べる人”という文句があって、有名になったことがある。

 この表現を借りて、”あなた損する人、わたし儲ける人”の典型的なものを御披露してみよう。

 ある会社で、何気なく商談室を覗きみたときのことである。

 仕入担当者は、椅子からズリ落ちるのではないかと思うほど浅く腰をかけ、足を前に出して、その足を業者の前で組み、両ヒジは椅子のヒジ掛けから大きく突き出した姿勢をとっていた。

 そうして、大きな顔をして、”ウンウン”という応対をしている。一方の業者の方は、
起立したままで体を半分ほど折りまげて、米つきバッタのように頭を下げ続けている。

 結果はどうなったかは知らないが、これは大変なことだと思った。そして、金を儲ける側と、損をする側の姿勢はこれだな、とその時痛切に感じた次第だ。

 頭を深々と下げた方は、頭の下げ賃はきっちり頂きながら、その低姿勢と相手をよい気分にさせるワザで、次々と受注していく。

 一方の威張って、そり反って注文を出した方は、威張り賃を払わされた上に、過剰仕入のお蔭で、商品ロスも多発し、損の上塗りで儲からぬ企業になっている。

 このように、儲ける企業は儲けるためのコツを心得ており、損をする企業は、それだけの理由や体質をもっているものだ。


  一事が方事で、仕事の中には、そのやり方、考え方の中で、すでに儲けと損が決定されていることもある。儲けは儲け上手な人がどうも好きらしい。




         株式会社覚王山総研 特別顧問相談役 友江照幸「経営覚書ノート」より



残念ながら、弊社特別顧問相談役 友江照幸は、平成20年2月に、多くの社長様に見守られる中、永眠いたしました。

今後は、代表取締役 林千尋が、友江照幸の遺志を引き継ぎ、結果の出る”現場コンサルティング”を実施してまいります。

友江照幸が40年間にわたり書き留めた、膨大な枚数の「経営覚書ノート」を再読し、すべてをクライアント企業様の今後の発展に活かしていきたいと思います。


 

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