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名古屋市の会計事務所経営語録 
  経営プチヒント    <日本一の経営コンサルタント「友江照幸」の経営覚書ノートより抜粋しました


             「こんな社員を幹部にするな」

 I社のO部長は、創業間もないこの会社に中途入社した。そして日ならずして幹部に登用された。

 ところがこの男、まことに腹黒い人物で、ロと腹とは大違い、自分の出世欲のためには、言葉たくみに働きかけて利用する。思うように相手が動かないと、こんどは策略をもって陥れる。

 M社のS部長はM社がまだ小企業の時代に入社した。そのころはよく活躍したが、中堅企業に成長した会社のスピードについていけない。

 ところが、トップはまだそれを知らない。社員は蔭口をたたくが、面と向っては誰一人
として、この弊害について検討する者はいない。従ってこの部門や関連部署は至るところで仕事がスムーズに流れない。

 この足踏み状態や後退が、どれだけ企業にマイナスを与えているか、本人には全く反省がないどころか、仕事のうまくいかない理由を社長のワンマンのせいにして、涼しい顔をしているといった有様だ。

 こんな例はどこの企業にもよくあることだが、これほど中小企業には、その幹部に価する人材が少ない。

 名もない小企業は、人を採用するのに苦労する。その上に、待遇はよくない、勤務時間は長い、こんな条件の中で働いて貰うために幹部という職位を乱発し、力のない幹部が溢れる。

 若手社員も、会社の様子がわかってくるに従い、幹部の無能ぶりや、幹部の人格などに疑問を抱く者がでてくる。

 また不信感をもちながらも、おかしな幹部の派閥に入って、いろいろのトラブルを起こす者、あるいは、こんな職場に見切りをつけて早々と退社する者、無関心、無気力になる者と、大きな弊害が次々と出てくる。

 この事実を知らない経営者は、まるでツボのはずれたところを刺激して、躍気になってハッパをかけるが、一向に、何ごとも進歩しないということになる。 



   幹部の任命の是非が、大きく業績に影響することを
   改めて考えてみることだ。

 




         株式会社覚王山総研 特別顧問相談役 友江照幸「経営覚書ノート」より



残念ながら、弊社特別顧問相談役 友江照幸は、平成20年2月に、多くの社長様に見守られる中、永眠いたしました。

今後は、代表取締役 林千尋が、友江照幸の遺志を引き継ぎ、結果の出る”現場コンサルティング”を実施してまいります。

友江照幸が40年間にわたり書き留めた、膨大な枚数の「経営覚書ノート」を再読し、すべてをクライアント企業様の今後の発展に活かしていきたいと思います。


 

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