名古屋市の『経営のわかる』会計事務所   公認会計士・税理士 林千尋事務所
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名古屋市の会計事務所経営語録 
  経営プチヒント    <日本一の経営コンサルタント「友江照幸」の経営覚書ノートより抜粋しました


              「人の痛みのわかる経営者になれ」

 S社の社長は大変な苦労人だ。貧しい農家の三男坊に生まれ、中学を出ると口減らしも兼ねて、都会の町工場の小僧に住み込んだ。

 戦後六、七年のことで、まだ腹いっぱい飯を食うことができず、毎日空き腹をかかえて働きに働いた。

 その結果、なんとか小さいながら、工場を立ち上げて独立することができた。
 
 S社長は、社員には、せめてよい飯を腹いっぱい食わせてやってくれと、くれぐれも夫人に頼んだ。自分が食い盛りであったころの、空腹の痛みが、今も忘れられないからだ。

 S社長の人間思いは、自分のつらかったこと、人にして欲しかったことを、してやれる立場になったときに、最大限に発揮されている。

 商売では、あくまでも妥協を許さない社長の哲学は、人を喜ばしたい、人の喜ぶことで自分のできることは、なんでもする、というものだ。決して簡単に真似のできることではない。

 人が心から尊敬し協力するのは、人のことを真剣に考え、愛情を傾けてくれる人に対してだけだ。

 人の痛みがわからない、自分だけ主義の我利我利亡者のような経営者に、誰が本気になって協力するものか。

 立派な経営者は、人好きで、心が優しく、人の困っていることに無関心ではおられない人だ。こんな人だけが、優秀な企業を育てることができるのだ。

 
  こんな意味で、人の痛みがわかる経営者を育てなければならない。
  本人は勿論のこと、周囲もこのことに最大の努力を傾注しなければならない。






         株式会社覚王山総研 特別顧問相談役 友江照幸「経営覚書ノート」より



残念ながら、弊社特別顧問相談役 友江照幸は、平成20年2月に、多くの社長様に見守られる中、永眠いたしました。

今後は、代表取締役 林千尋が、友江照幸の遺志を引き継ぎ、結果の出る”現場コンサルティング”を実施してまいります。

友江照幸が40年間にわたり書き留めた、膨大な枚数の「経営覚書ノート」を再読し、すべてをクライアント企業様の今後の発展に活かしていきたいと思います。


 

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