


性別
男性
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愛知県
自己紹介
企業の「自力」再生を
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の経営コンサルティン
グを行っています。
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2010年08月12日 名作シネマ
お盆休みに入り、少し時間のある夜などに、感動の名作シネマを見かえしたりしています。
皆さんご存知の、「ディア ハンター」を昨日も見ました。
もう何回も見ている映画で、いつも見かえす場面は2箇所です。
まずひとつは、ベトナム戦争から、自分ひとりだけ無事に故郷に帰ってくる場面です。
友人は死に、あるいは行方不明になり、自分ひとり戻ったことに、喜び以上に、切なく悲しく、苦しい思いにさいなまれる場面です。
主人公のロバート・デ・ニーロは、部屋の壁にしゃがみこんでもたれかかり、声も出ず、涙も出さずに頭を抱え込み、男泣きする場面です。
彼の目線もすばらしいですね!何を見ているかわかりますか?よほどすばらしい物を見ていますか?
彼は時折目を上げて、窓の外の、夜の川の流れを見ます。しみじみと見るんですね。
あの切なさは、見ている者の心の奥底まで響いてきます。
何たるすばらしさ、豊かさ!!
人間の本当の豊かさ、すばらしさ、喜び悲しみ、そういったものが、本当は、財産や地位や名誉等とは全くかけ離れた、誰ものほんの身近にあることを、”完全”に思い知らされます!!
人生、生きてくる中には、涙がどうしようもなくこぼれることがありますよね。普段私は絶対に泣きませんが、今までに、3回だけ涙がとまらなかったことがあります。皆さんは、いかがですか?
もうひとつの場面は、映画のラストシーンです。
戦死した友人の葬式の後の場面です。
幼なじみが数人集まり、言葉少ない中で、昼食の準備をしている一人が、やはり、突然泣きます。戦死した友人を思い出すと、泣けてくるわけですね。
やがて、誰ともなく、アメリカの国家を口ずさみ始めます。そして皆で、国のために戦った友人のために国家を歌います。
戦死した友人、”ニックのために乾杯”。そして、映画のラストシーンとして、あの有名なギターの曲が始まります。
このラストシーンと、ギターの名曲が、心の奥底に突き刺さってきます!!
あのギターは、心の中いっぱいに響き渡りますね。
本当に、人間のすばらしさ、豊かさを”思い知らされる”映画です。
この2つの場面を、私は繰り返し繰り返し、何度も見てきました。
見るたびに、感動し、人間の豊かさの本質を教えてもらっている気がします。
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