HOMEお問い合わせ
覚王山ネットワークは、経営コンサルタント・公認会計士・税理士・弁護士・司法書士・社労士等で構成する全国ネットワークです。     

こんにちは。
株式会社覚王山総研の林です。
私は、会計士になるはるか以前、絵描きになるつもりで絵描き修行をしていました。
100人中、99人は絵描きは無理だ、と言いました。
現在、私は絵で食べてはいないのでプロの絵描きではありませんが、プロ以上に豊かな絵を描いています。(いや、描くつもりです?)
100人中、99人ができないと言ったことをやってきた、その根性が現在、経営コンサルティングで社長様方のお手伝いをする原動力になっています。

 パナソニック電工 汐留ミュージアム   「ルオーと風景展」

H23..5月に、東京汐留にあるパナソニック電工の汐留ミュージアムでルオー展を見てきました。

土曜日にもかかわらず、すきすきでした。ルオーの知名度が低いからでしょうか?
そのぶん、ゆっくりと見ることができました。

皆さんは、ジョルジュ・ルオーをご存知ですか?

キリストやピエロの絵を多く残している絵描きです。
たいへん暗い絵を描きますが、絵の筆触には、執念にも近い程の迫力がこもっています。

絵の具の盛り上がりが、1cm程もある絵もあります。何年にも渡り、何度も描き重ねるうちに、そのぐらい盛り上がってきてしまったようです。

絵は暗く、そして悲しげなものが本当に多いのですが、見る者に強く訴えかけるものがあります。「筆触」が語る、としか言いようがないようです。


何が、こちらに伝わってくるのかは、よくわかりません。言葉で表現することもできませんが、長時間見ていて見飽きぬということ自体が、何物かが伝わってきていることを示しています。




個人的には、花の絵が一番好きです。それこそ、この絵の何がよいのか、自分でもまったくわかりませんが、見つきぬ豊かさが確かにあります。



絵を見るということも、実は結構たいへんなことです。

絵を見慣れていないうちは、見ていても何も感じない、何も伝わってこないのが通常です。

絵は理解の対象ではないので、余分な知識は不要です。ただただ、黙って見る「練習」をすることが必要です。

小林秀雄は、「絵を見るとは、沈黙に耐える訓練である」といっています。

絵を見ていると、最初はいろいろな言葉が湧き上がってきますよね。「このりんご、そっくりだね」とか、「ああ、きれいな色だね・・・」とか。

そういう湧き上がってくる言葉をことごとく無視し、言葉につき合わされないようになってくると、今度は、絵の豊かさが直接こちらにしみこんで来るようになります。

私も偉そうに言っていますが、へっぽこながら長年、絵描き修行を積んできたがゆえに感じることです。


ルオーも言っています、「色には、人に伝わる何かが確かにある」、と。

何なのかは、彼にも説明できないようです。




                                平成23年5月  ”独善”アート講義

 Copyright (c) 2008 KAKUOZAN CONSULTING Co. Ltd. All rights reserved.